救急車もユニバーサルカラーへ?!

ユニバーサルデザインが色々なところで導入されている時代であるが、色の面でもユニバーサルカラーというものがある。一般に色覚障がいがあるひとでも見やすい色が「青」とされている。48日付けの京都新聞記事によると、青を基調とした車体の救急車が開発されたそうである。白地に赤のラインが入ったこれまでの救急車は、赤が見えにくい色覚障がい者には通常のワゴン車との見分けが難しいということである。一方で、法令で救急車の車体色は白と決まっており、すぐに導入というわけにはいかず、まずは啓発イベントでの活用や緊急性の低い患者移送を担う民間救急での導入を目指すそうである。

 

ところで、「アリスのレストラン」という映画(1969年、アーサ・ペン監督)で、出演者が赤いサングラスをかけているシーンがあった。墓地での葬送のシーンである。当時、色覚多様性(当時は色盲という言葉が使われていた)のひとが使用するのが赤いサングラスだと聞いたことがあり、その関係でよく覚えている。現在は、おしゃれかつさまざまな色覚補正めがねが世に出ており、暮らしやすさも改善されているのではないだろうか。

 

さて、NACS西日本支部ホームページの基調は青をベースとしている。二年前のリニューアル時に変更された。これも、ユニバーサルカラーを意識してのことである。また、消費生活アドバーザー証も青色基調に変更されている。そのほか、色々なところで青色の導入が見かけられる。クレジットカード、ポイントカード、行きつけのクリニックの診察券、健康保険証にワンポイント、などなど。ユニバーサルカラーを意識してのことだかどうかは知らんけど。