電動アシスト自転車-考-

 

電動アシスト自転車なるものがじわりと増えている。 

 

 登り坂などで負荷がかかると自動的にバッテリー駆動によりモーターが回転し、自転車が進む構造になっている。筆者は乗ったことがないが、初めて乗る時はその推進力にびっくりするらしい。

 

 スーパーなどの駐輪場でみると、自転車全体の約2割のシェアといったところか。幼児を載せた保育園や幼稚園通いのお母さんたちをよく見かける。 

 

 先日、某県立高校の近くを朝の登校時間に自転車で走った。こちらは変速機付きとはいえ、20インチホイールの折り畳み式アルミ製小型自転車。シティサイクルの女子高生にどんどん追い抜かれていく。某高校はやや高台にあり、20インチホイール車で坂道は辛い。

 

 よくよく見ると女子高生の自転車はみな電動アシスト自転車。軽々と漕いでいる。一方男子生徒はどうか。これがまた見事なまでに普通の自転車ばかり。男たるもの電動アシストは恥ずかしいのか、それとも登校時にも足腰を鍛えるつもりか?もちろん、普通の自転車にも筆者は次々と追い抜かれていく。

 

 5分程度の走行で、この高校における電動アシスト自転車のシェアをチェックしてみた。それによると、女子高校生8割以上、男子高校生1割以下、というのが大雑把な監察結果である。

 

 ところで、この電動アシスト自転車のリチウムイオンバッテリーの盗難が問題となっている。盗んだバッテリーをフリマで販売しているようである。不届き者はいつの世にもいるようだ。また、不良バッテリーによる火災事故も注意!