サブスク

 

 最近よく聞く「サブスク」、サブスクリプションの略で、月額課金・定額制で契約するサービスを指す。具体的には、定額で音楽や映画を視聴できるサービス(NetflixAmazon Prime等)。服やファッション品装身具おもちゃ、家具、車などを借りるサービス。レストランやカフェでの飲食などもある。これらのビジネスモデルは決して新しいものではなく、過去にも例えばBtoBで喫茶店やレストランへの観葉植物や絵画のレンタルなどというものがあった。

 

 サブスクは消費者にとってメリットも多いが、デメリットも多い。それを知って利用しないと損をすることにもなりかねない。

 

 以下、デメリットの例である。

 

・契約当初は頻繁に利用するが、次第に利用頻度が減っていき、場合によっては契約したことさえ忘れてしまい、料金だけは支払い続けるようなこ

 

 ともある。

 

・ひとつひとつの料金は比較的安いが、多くのサブスクを利用すると結果的に多額になってしまう。

 

・レンタルなので、資産としては何も得られない。

 

・入会はたやすいが退会は手続きが煩雑というケースが多い。

 

 筆者が一番気になるのは、契約者が死亡した場合はどうなる?である。遺族が手続きをしないと死んでも(つまり利用していなくても)課金されるということにもなってしまう。退会するためにはサービスのサイトにPW(本人以外知らないことが多い)を入力して入り手続きをする、なんてことになったらそれこそ大変である。サブスク整理は終活のひとつということだろう。どのようなサブスクに入っているか、PWなどはメモに残しておくことが重要だと筆者は考えている。