チャーリー・ワッツ逝く

 

 ザ・ローリング・ストーンズのドラマーのチャーリー・ワッツ(Charles Robert "Charlie" Watts)が824日に亡くなった(享年80歳)。

 

 中学生の時、サッカーの授業でクラスをチーム分けすることになり、何故か運動音痴の筆者が主将に指名された(いじめというわけではない)。その時、チームに名前を付けようということになり、誰かが「ビートルズでどうだ」と提案し、決まった。このエピソードが筆者がビートルズを知るきっかけとなった。

 ザ・ビートルズと同時代に活動し今でも現役であるザ・ローリング・ストーンズは、ロック界の二台巨頭であった。ビートルズのグループとしての活動期間は短かったが、ストーンズは多少メンバーを入れ替えながらも今でも現役である。両巨頭は並び比較されることが多かったが、筆者は長年ストーンズ派であった。結成初期の5人組のメインは、ブライアン・ジョーンズ(初代リーダー)、キース・リチャード(ブライアン亡き後のリーダー)、ミック・ジャガーであり、ベースのビル・ワイマン、ドラムのチャーリー・ワッツはどちらかと言うと所謂イケメンでもなく、筆者にとっては地味な存在だった。そのチャーリーが亡くなって、ローリング・ストーンズのホームページに一枚の写真が公開された。濃赤系の柄ネクタイにスーツ、首をやや左に傾けて腕を組み、口元を締めつつかすかに笑みを浮かべるヂャーリーの写真である。この写真が大変好評である。筆者も改めてチャーリーの写真を見つめつつ、こんな老人になりたいと思った。rollingstones.comこちら