COVID-19 Google予測の検証

 1117日にGoogle JapanAIやビッグデータなどを活用したCOVID-19感染者予測を公表しました。アメリカに次いで世界で二番目だそうです。予測は将来28日間の感染者数、死者数を各都道府県ごとに算出し、それを積み上げて全国の予測数としています。予測は毎日更新されています。本日、初めて予測が公表された1115日~1212日分の実績が明らかになりましたので、その予測結果がどうだったかを検証してみました。

 

予測 全 国 感染者数:53,321人 死亡者数:512

 

   滋賀県 感染者数:251人  死亡者数:5

 

結果 全 国 感染者数:60,975人 死亡者数:694

 

   滋賀県 感染者数:201人  死亡者数:2

 

[実感染者(or死亡者)数÷予測感染者(or死亡者)数] を的中率と定義すると、以下のようになりました。

 

全 国 感染者数的中率:114.4%  死亡者数的中率:135.5%

 

滋賀県 感染者数的中率:80.1%  死亡者数的中率:40.0%

 

 全国ではAI予想をやや上回る結果になり、滋賀県では下回る結果となりました。AI予想は外れると指摘するひともいましたが、この的中率はなかなかの精度だと思います。今後とも注視していく必要がありそうです。

 

なお、1212日現在の将来28日間予測(12/101/6の感染者、死亡者)は以下の通りです。大阪の突出ぶりが気になります。東京の死亡者数予測が少ないのは疑問です。

 

 毎日予測されるこの数字は前日と大幅に変わることもあるようで、絶対的信頼を置けるとは言い難いようです。 

 

全 国 感染者数:111,665人 死亡者数:786

 

滋賀県 感染者数:183人   死亡者数:2

 

京都府 感染者数:1,085人  死亡者数:18

 

大阪府 感染者数:27,209人  死亡者数:102

 

東京都 感染者数:19,475人  死亡者数:17

 

北海道 感染者数:9,056人  死亡者数:147