捨つるに忍びず

 828日、安倍晋三総理が大量のアベノマスク在庫をオキミヤゲに辞任を表明しました。 全世帯配布後に、さらに8,000万枚を介護施設などに配布しようとしたのですが、「サイズが小さく使い物にならない」「有難迷惑」などと総スカンを喰い、やむなく配布を中止したいわくつきのマスクです。TVなどの映像や実際の街中でもアベノマスクを着用した人を見たことがありません。我が家にも2枚送られてきましたがいまだ未使用です。今後も使用予定はありません。だったら廃棄処分するかといえばそうもいきません。納期に追われながら、このマスクを一所懸命作ったであろう多くの労働者(多分東南アジアの人々でなかろうかと推測する)の顔が浮かんでくるのです。それを想うと、捨てるという行為には罪悪感を感じざるを得ません。まさに、捨つるに忍びず、の心境です。